Mesta v0.6.0アップデート:パスワード入力の “ちょっとしたストレス” をなくすための舞台裏

こんにちは!学習記録アプリ「Mesta」を開発している、かおる工房です。

この度、Mestaはv0.6.0のアップデートをリリースしました。今回の主な変更点は、新規アカウント作成画面の改善です。

これは、ユーザーがMestaを使い始める「最初の体験」を、もっとスムーズで快適なものにしたい、という想いから生まれた改善です。今回はその詳細と、開発の裏側を少しだけお話しさせてください。

なぜ、登録画面の改善が必要だったのか?

皆さんは、新しいサービスに登録しようとして、パスワード設定で何度もエラーになり、もどかしい思いをした経験はありませんか?

「8文字以上、大文字と小文字、数字をそれぞれ1文字以上…」

多くのサービスで求められる、複雑なパスワード。セキュリティのためには不可欠ですが、どの条件を満たせていないのか分からず、何度も弾かれてしまうと、サービスを使い始める前に少し疲れてしまいますよね。

Mestaは「学習の継続」をサポートするアプリです。その第一歩であるアカウント登録でユーザーにストレスを感じさせてしまうことは、私たちの本意ではありません。この「最初の接点」を可能な限りポジティブなものにすること。それが今回のアップデートの最大の目的でした。

v0.6.0で実現した、新しい登録体験

今回のアップデートで、Mestaの新規登録画面には以下の機能が実装されました。

  • パスワードポリシーをリアルタイムでチェック
    パスワードを入力すると、「8文字以上」「大文字を含む」といった条件を一つずつチェック。満たした条件から緑色のチェックマークが点灯します。
  • 達成状況が一目瞭然
    どの条件をクリアしていて、あと何が必要なのかが視覚的にすぐ分かります。もう、当てずっぽうでパスワードを修正する必要はありません。
  • 準備が整うまでボタンは無効に
    すべての条件を満たすまで「登録する」ボタンは押せないようになっています。これにより、「これでどうだ!」とボタンを押してエラーメッセージが表示される、という体験そのものをなくしました。

ユーザーを迷わせない、間違えさせない。このシンプルな改善によって、安心してMestaでの学習生活をスタートできるようになったと信じています。

動的なポリシーチェック

この機能を実現するために、Mestaの裏側では少し大きな変更を行いました。

これまではフロントエンドに書かれたルールでチェックしていましたが、今回のアップデートで、AWS Cognitoに設定されているパスワードポリシーを直接APIで取得し、その内容に基づいてフロントエンドの表示とチェックを動的に行うようにしました。

これにより、将来的にセキュリティポリシーを変更した場合でも、プログラムを修正することなく、最新の条件をユーザーに提示し続けることができます。

さいごに

今回のv0.6.0アップデートは、新機能の追加というよりは「既存の体験を磨き上げる」地道な改善でした。

Mestaはこれからも、ユーザーが学習に集中できる環境を提供するため、こうした細やかな改善を続けていきます。ぜひ新しくなった登録画面から、Mestaの世界を体験してみてください。

「Mesta」について
この記事で触れた「日々の小さなアウトプット」を記録し、あなたの頑張りを“育つ木”として楽しく可視化することで、独学の不安を自信に変えるお手伝いをします。
ご興味があれば、ぜひ覗いてみてください。

▼アプリへの登録はこちら

https://mesta-app.com/login

著者について
かおる工房

普段は会社員として働きながら、独学者のための学習サポートアプリ「Mesta」を個人で開発しています。

「テクノロジーと温かみのあるUXで、一人ひとりの挑戦に寄り添う」をモットーに、日々奮闘中です。

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